薄毛食い止めに期待 体内物質で細胞活性化

あれ?髪が薄くなってきたかも…。そんな「薄毛」の悩みは男女を問わず深刻だ。頭髪は、毛穴の奥にある毛母細胞という部分で絶えず細胞分裂が行われて伸びる。この働きが、さまざまな原因でうまくいかなくなると、薄毛につながってしまう。



「皮膚の細胞増殖を促すタンパク質の仲間に、毛母細胞を活性化させる働きも期待できることが分かってきた」。こう話すのは、化粧品開発・製造の日本天然物研究所(東京都中野区)。



この物質は『EGF(ヒトオリゴペプチド-1)』『FGF(ヒトオリゴペプチド-13)』。ともに人の体内にもある物質で、現在では、やけどなどの治療やスキンケア商品にも利用されている。



米国での研究などによると、体内のEGFは加齢とともに減少することも判明している。そこで「EGFを補えば、加齢による薄毛を食い止めることも期待できそうだ」という。



ほかにも毛母細胞の活性化に役立つ物質があるという。ツバメの巣の主成分『シアル酸』と、豚の胎盤から抽出した『プラセンタエキス』だ。同社によると「シアル酸は神経刺激作用によって毛母細胞の働きを高め、プラセンタエキスは頭皮の血行促進などにつながる」という。



こうした成分は、美容・健康食品の成分としても有用性が知られていたが、最近は『育毛』作用にも注目し、ヘアケア商品なども登場しているという。

【くらしナビ】
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130208/trd13020809580009-n1.htm

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